未来政治塾 ロゴ政治は未来をつくるもの。「遠い」政治を「近い」政治へ。

Term 2014

三期目への思い

未来政治塾は政治の世界への新規参入を促進する政治塾です。

未来政治塾、三期目への思い

2年前の2012年4月にはじまった未来政治塾では、1期目は通学塾生とオンライン塾生、合わせて700名近くが「日本政治の仕組み」「時代変革」「福祉」「教育」「雇用」「環境・エネルギー」「行政改革」「未来産業」「防災・減災」「政治参加」というテーマで11回にわたる講義で学んできました。いずれの回も、それぞれの分野の最前線でご活躍しておられる研究者や行政マン、政治家の方たちにご講演いただき、ホットな対話と討論を展開できました。この一期目の講義内容は、学芸出版社のご協力で以下の2冊の書物としてまとめ、出版しております。

二期目については、通学塾生とオンライン塾生合わせて300名近くが「日本政治の仕組み」「エネルギー政策」「経済政策と政治参加」「教育」「子育て」「雇用」「福祉」「地域・まちづくり」「環境社会」「政治参加」について12回にわたる講義とディスカッションで学んできました。二期目には、市議会議員など目指して立候補し、当選した塾生も出現し、塾生の経験から学ぶ場もつくりました。また二期目では、塾生の間での仲間意識も醸成され、仲間の選挙などに応援に出かけ、具体的なノウハウも学んできました。 1-2期目の塾生の意識には大きくわけて3つの志向性が見えました。(1)自ら議員や首長に立候補する人・した人、(2)立候補する人を応援する人、(3)広い意味での政治や社会の仕組みを学ぶ人です。 そこで、三期目になる2014年4月からは、来年の統一地方選挙などをひとつの目標として、暮らしに身近で具体的に考えやすい「地方行政を学ぶ」シリーズを展開します。講演に加えて、塾生同士のグループディスカッションやフィールドワーク(現地調査)なども多く取り入れ、実際にそれぞれの居住地域に応じて政策立案を行い、「地域をよくしていくためにはどうすればいいのか」と、「遠い政治」を「近い政治」に変革していくための心がまえと、具体的なノウハウを学びます。政治を自分化する、自分事として、かかわっていくプロセスを大切にします。

人類史的にみても、最悪ともいえる3.11の福島原発事故を経験した日本、高度経済成長のあと、持続的発展の未来が見えにくい日本、そして何よりも、多くの子ども、若者、女性、障がい者、高齢者が「生きにくい」と感じている日本。超少子高齢化という意味でも、人類史に見る経験不能な時代にはいりつつあります。

こういう時代だからこそ、これからの日本社会再生のキー概念は「全員参加型」の社会づくりと地域経済、地域社会の活性化ではないでしょうか。誰もが、それぞれの居場所をつくり、仕事や社会活動での参加への機会を増やす。未来の方向性を共有しながら、日々の暮らしを背負う女性・生活者の視点、未来に夢を託す子ども・若者の視点、安心して命のバトンタッチを願う高齢者の視点、大都市にはない地方の視点等を補完しながら、地域の環境、経済、文化、社会の自立と自律をめざした地方自治が今、求められているのではないでしょうか。

この「未来政治塾」は、冒頭の設立趣旨に則り、一人でも多くの方たちに政治や行政を「近く」「自分事」として感じ、実践していただくための場として提案します。思いと活動エネルギーをもった皆さんのご応募をお待ちしております。

(なおこの政治塾は特定の国政政党と直接につながる政治運動のグループではありません。政治理念や政治手法も「多様性」をキーワードに、日本の未来を拓く政治に携わる人を育てることをめざす場です)。

2014年 2月 未来政治塾塾長
滋賀県知事
嘉田由紀子